鬼武者タクティクス
本日終了。アクションアドベンチャーだった「鬼武者」シリーズの世界観(の一部)を使った、シミュレーションRPG。一マップが短めことや面倒なメッセージ・演出を飛ばせることなど、プレイの手軽さは携帯ゲーム機をちゃんと意識していて好感が持てます。マップ数は結構あるのですが、そうしたスムーズさからついつい止まらずにプレイを続けてしまう作品でした。ストーリーに深みはありませんが、シミュレーションRPGの入門編的な存在として好きな人には楽しめるでしょう。
が、が…時代伝奇オタとしてはストーリーが非常に残念なんですなあ。折角ある程度史実にのっとったイベントを盛り込んでいるのにもかかわらず、出来事の順番が史実とはバラバラ。勿論、仮装戦記みたいなパラレルワールドと思えばいいのですが(「このストーリーはつくり話です」という身も蓋もないメッセージが最初に出てきますし)、それはそれで、もっとブッ飛んだGENNKAI-TOPPAを見せて欲しかったなあ、と。正直、ストーリーや(メイン以外の)登場キャラは結構地味な印象があります。
もう少し史実に沿わせたところで、ストーリーがそんなに変わるとも思えないので、信長秀吉ヌッ殺すとか富士山大爆破とかの大きな嘘はついてもいいから、小さな嘘はできるだけつかないで欲しかったなあというのが正直な感想です。
「鬼武者タクティクス」(カプコン ゲームボーイアドバンス用ソフト)
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