中島らも死去
ただただ大ショック。
実はらもさん(あえてこう呼ばせて下さい)の小説は読んだことはないのですが、エッセイの大ファンでした(初めてらもさんの名前を覚えたのは「ぴあ」のカネテツデリカフーズの広告シリーズだったかなあ)。
特に、「明るい悩み相談室」シリーズは、当意即妙な回答ぶりが実に素晴らしく、本当に頭のいい人ってのはこういう人を言うんだなあと感心した記憶があります。
心からご冥福をお祈りします。
ちなみにこのニュースを聞いたうちの母は「チチ(松村)さんはどうなっちゃうのかしら!? 相方がいなくなっちゃったら…」と心配してました。いや、気持ちはよく分かるけど音楽の相方はご存命ですから。
(らもさんとチチさんは牛しゃべり仲間として絶妙のトークを繰り広げられてました。本も出しています。こちらとこちら)
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コメント
本当に残念です。中島らもの小説はいくつか読みましたが「今夜すべてのバーで、、」と「ガダラの豚」は今でも印象に残っています。特に「ガダラの豚」は何度も読み返し、他人にも勧めたりかなりお気に入りでしたね。
水主さんは観劇をなさるようですが、中島らも氏のやっていた「リリパットアーミー」という劇団をご存知ですか?
音楽や小説をはじめ多才な創作者が、逝ってしまうのは寂しいです。
ご冥福をお祈りします。
投稿: sin | 2004.07.31 00:08
「ガダラの豚」はやはり評価が高いようですね。テーマ的にも興味があるし、やはり読んでみようかなあ。
リリパット・アーミーについては、らもさんのエッセイにしばしば登場するので存在は知っていましたが、残念ながら見たことはありませんでした。こんなことなら、なあ…
ちなみに私にとって一番印象に残っているらもさんの文章はこれ。
「人生の不幸の点と点をつなぎ合わせていけば、確かにそこには点描法で描いた「不幸な人生」が浮かび上がってくるだろう。
だが、逆のこともいえないだろうか。
微笑と微笑をつなぎ合わせて一枚の暖色の絵を描くことだってできるはずだ。
どうも、そっちの方が物の考え方として賢明なような気がするのだが……。」
やはり、本質的に優しい人だったのだろうな、と思うのです。
投稿: 三田主水 | 2004.07.31 02:05