いいバカは往く 今週の「SAMURAI DEEPER KYO」
愛刀・天狼の力を最大限に引き出した無明神風流奥義・朱雀を放つ狂だが、吹雪とひしぎに傷を与えることはできない。ひしぎは、灯や遊庵たち、更には今の壬生一族全てを指して、自分のことしか考えていない、護るに値しない者たちと言い切るが、狂は呵呵大笑して、皆自分のしたいことをして何が悪いと言い放つ。もはや問答無用と狂に襲いかかる吹雪とひしぎ。だが、ついに真の紅眼を覚醒させた狂の力は遂に二人を上回るのだった。
・最大級の朱雀を放つ⇒吹雪とひしぎ全く無傷
・二人に押され気味 ⇒理屈になってない理屈で反論、ペースをつかむ
と、狂の魅力が大爆発の今回。特に前者には大笑いさせてもらいました。
が、真面目な話、連載当初の、自分より格下の相手を格好付けながら倒して粋がるどうしようもないDQNぶりに比べて、ボロボロになりながらも、傍から見ると滅茶苦茶な理屈であっても不敵に言い放つ今の狂の方が、はるかに「いいバカ」で魅力的に感じられます。
そして、弱ければ強くなればいい、過去や今より未来、という狂の言葉(=信念)こそが、狂と、吹雪&ひしぎ(そして今の壬生一族)を分かつものであり、初代紅の王に彼を認めさせた所以なのでしょう。
しかし今週のひしぎの独白は、どうみても愛の告白でしたな…お、恐ろしい。
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