今週の「Y十M 柳生忍法帖」 勝利の女神見参!
絶体絶命のピンチに陥った十兵衛とお圭の二人(今週は出番なし)を救うため、三人の般若面が颯爽と現れた! …全裸で。
という前回の前代未聞のヒキから続く今週の「Y十M」、般若面の下から現れたのは、お千絵・さくら・お笛の三人の堀の女でありました(お千絵…だよな?)。
むう、よりにもよって、人気投票をすればベスト3になりそうな三人にこんなことをさせるとは、おそるべし山風、おそるべしせがわ先生! と照れ隠しに感心してみせる馬鹿は置いておくとして、今回描かれるのは、一体どうやってここへ!? という明成と五本槍の当然と言えば当然の疑問に対する解答編。
先に十兵衛とお圭の手によって逃がされながらも、再び捕らえられてしまった花地獄の生け贄たち。が、加藤屋敷の周囲を張っていた三人の堀の女は、逃れてきた女たちとすり替わり、更には十兵衛の変体当て身を喰って気絶した三人の般若面たちに入れ替わっていたのでした。
結果だけ聞けば、ごく当たり前の逆転劇のようにも感じられますが、ごくわずかの時間のうちに、この潜入作戦を考案し、更には外道たちの前に乙女の肌を惜しげもなく晒して一発逆転の勝利の女神となって見せた三人の知恵と勇気と覚悟たるや、見事というほかありますまい。
さて、己の命はどうなろうとも、明成だけは道連れと命を張っての大勝負に出た三人でありますが、真に得るべきは明成の命ではなく、十兵衛とお圭の命であるべきで、さて…というところで以下次号。ところでそなたら、得べくんば、その、なんだ、やはり何かをまとった方がよろしいです。照れくさくて人前で読めません。
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