京都に行ってきました(もちろん時代もの関連) その一
遅い夏休みをいただいて、九月の二十八日から三十日まで、二泊三日で京都に行ってきました。友達に会ったり、京都市内を観光(という名の迷子)したり、色々とあったのですが、メインは東映太秦映画村で三十日午後に行われた「国際クロスメディアシンポジウム 歴史創作の魅力を探る~アジアンエンタテインメントの展望~」というイベントです。
このイベントは、九月末から十月上旬にかけて開催される「クリエイティブ・インダストリー・ショーケース in 関西」という、コンテンツ産業のイベントの一貫として、立命館大の映像学部と共催で行われるものですが、このサイト的に見逃せないのは、「歴史創作」(=時代もの、と言って良いかと思います)に関わる様々なメディアの関係者がパネルディスカッションをやるという点。そしても一つ、あの武侠小説の大家・金庸先生が来日・講演する! というのがお目当てで行くことになったのですが…
ちなみに太秦映画村では、二十九・三十日と太秦戦国祭りというイベントも開催されていました。こちらはぐっと砕けた、時代ものアニメ・ゲームの展示会&コスプレイベントといった内容だったのですが、もちろんこちらもうちのサイト的には見逃せないもの。そこでこちらの模様を先に紹介しましょう。
展示会としては、映画村内の建屋(もちろん場所が場所だけに長屋だったり番屋だったり)の中で、ある作品のビデオ上映とポスター、チラシ展示が行われているというもの。まあ、お手軽といえばお手軽なのですが、しかしいささか興味深かったのが、とある建屋で行われていたビデオ上映。
「モノノ怪」「天保異聞 妖奇士」「シグルイ」という、うちのサイト的にはお馴染みの三作品の、それぞれ第一話が上映されていたのですが、観客の反応が実に印象的だったのです。以下、それぞれ挙げれば
・「モノノ怪」…一番反応大。かなりの人数が見入っていましたし、初めて観たらしい方が「この絵面白いねえ」と見入っていたのが印象的でした。
・「シグルイ」…人の入りはそこそこ。まだ刺激は少なめの第一話だったからかしら。
・「天保異聞 妖奇士」…頼むから聞かないで下さい。
ちなみに今回私は、金庸講演のために日本各地(東京に名古屋、岡山に大分まで)から集結した武侠ファンの方々と一緒に行動していたのですが、その関係でご一緒した、武侠ものドラマを日本で発売しているビデオメーカーのマグザムさんのブースは、お世辞抜きで一番頑張ってらしたと思います。
パンフはもちろんのこと、販促のDVDを配布、会場には中国のメーカー側で作成した販促資料(非売品)を展示と、ほかがせいぜいチラシ配布程度だったのに比べれば、非常に気合いが入っていたと思います。
ちなみにビデオは金庸原作「碧血剣」の第一・二話が上映されていましたが、これがまたえらい気合いの入った作品で(ヒロインも綺麗だし)、日本の時代劇と引き比べてため息をついたり…
さてイベントのもう一つの華…というか一番会場で目立っていたのは、コスプレイヤーの皆様。三十日は朝から結構な雨で、足下も相当ぬかるんでいたにも関わらず、それにも負けずに場内を闊歩していた姿には、感心しました。
正直、コスプレについては門外漢ですが、根性なくてはとてもできない世界と、認識を新たにいたしました。いやはや、感服です。
そしてコスプレの対象については、これはダントツに戦国BASARAが多かったですね。無双の方はほとんどなかった一方で、BASARA率が異常に高かったのは、ちょっと…いや、猛烈に興味深い現象でしたね。
(その次に目立ったのはブリーチでしたが…あれは時代ものと言わんのではないですか)
ちなみに薬売りも二人ばかり見かけましたが、えらく良くできたコスプレで、ちょっと嬉しかったですね(写真撮影禁止だったのが残念)。
そうそう、BASARAと言えば、ブースで一番人気は、「戦国BASARA2 HEROES」のデモプレイでした。まだ発売前のゲームに直接触れられるのですから、人が集まるのもわかりますが、コスプレの件と合わせると、これまた色々と興味深いことですね。
ちなみにお昼は戦国村の中の店で食べましたが、隣のテーブルに日本刀とか槍持った人たちが座ってるのでなんだかスゴく戦国って感じでしたよ!<そんな戦国時代はねえ
…と、戦国祭りのことを書いていたら予想通り結構な分量になってしまったので、クロスメディアシンポジウムについては次回に続きます。
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