「新絶代雙驕前傳」パッケージ内容 限定版は国を問わず?
(今回は珍しく画像付きです)
連休中に都内で行われた武侠ものファンのイベントに参加したのですが、ゲーム大会の賞品の一つとしていただいたのが「新絶代雙驕前傳」というゲーム。「絶代雙驕」…そう、このブログでも新刊が邦訳されるたび紹介している「マーベラス・ツインズ」ですね。
台湾では人気のある作品ということなのか、はたまたゲーム化しやすい作品なのか、これまで原作のゲーム化のみならず、原作のオリジナル続編もゲーム化されていると聞いていましたが、こちらは「前傳」。つまりエピソード0といったところで、原作の主人公たちの親世代が主人公となっている作品です。
さすがに原語でプレイはキツいので、とりあえず今回はパッケージの内容を紹介いたします。
こちらが本体パッケージ。なかなか可愛らしい絵柄で三人の男女が描かれていますが、左下のイケメンが燕南天、中央が花月奴、右が憐星宮主であります。つい最近出版された「マーベラス・ツインズ」第三巻を読んでいると、パッケージの段階でちょっとショッキング。あの凛々しい髭ダンディー、燕大侠がこんな優男に…(失礼な)。
さて、今回いただいたパッケージ、実は特典満載の限定版であります。日本でもこういった形態の豪華版はよく見かけますが、台湾でもあるのですね。先方のゲーム事情は不勉強なので想像でしか言えませんが、おそらくは日本を参考にしているのだと思いますが…
というわけで内容物。左:ミニポスター、中央上:マニュアル、中央下:ポストカードセット、右上:設定資料集、右下:マウスパッドとなっています。うむ、いかにも限定版の中身です。
キャラクター紹介代わりにポストカードセットの中身を。でっかく名前も入っているのでわかりやすいですね。一人だけ馴染みのない張青玉というのは、原作の小仙女張菁の縁者でしょうか。なにぶん原作は邦訳されているものしか読んでいないので、そちらに登場していないキャラはこれから原作に登場するのか、はたまたオリジナルキャラかわからないのですが…ちなみに彼女以外の女性陣三人(下段)は超ミニスカ。
そしてこちらはソフトの箱。ゲーム本編四枚にサントラ一枚という構成です。うむ、サントラ付きというのもまた(略)。パッケの表(写真右)は彩蝶公主というキャラ(詳細不明)、裏は(写真左)は時之聖女というキャラ(こちらも詳細不明)。ちなみによく見たらゲーム本編はCD-ROMでした。
最後に、おまけにいただいた完全攻略本&アペンドディスク。攻略本の方は敵味方キャラのステータス、マップにシナリオ紹介と、本当に攻略本です。何だか親しみが湧いてきました。アペンドディスクの方は、ケースに描かれている凌雲というキャラ(詳細不明)が新たに仲間になったり、ボーナスマップの追加、そのほか設定資料集が収録されている模様。
というわけで、商品紹介(と言ってもアフィじゃないですが)のみの記事になってしまいましたが、考えさせられたのは、台湾本国で原作が、特にビジュアル面でこのような受け容れられ方をしている(部分が少なくともある)ということは、日本における「マーベラス・ツインズ」の商品展開も、それほどおかしなことをしているわけではないのでは? ということであります。
もちろん各国の読者層の違いというのはあるかと思いますので、単純な比較はできませんが、もしかして我々は武侠小説(というか古龍作品)を難しく…と言って悪ければ真面目に考えすぎているのでは、という気がしないでもありません(とか言っていて、本国の方から「いややっぱりアレはねーよ!」と怒られたら謝りますが)。
もっとも、この辺りは、日本における戦国無双や戦国BASARAに該当するのだとは思いますが…
にしても、原作であんな修羅場を演じたキャラたちの若き日の可愛らしい姿を見ていると、何だか複雑な気分になりますね…
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