« 「宵闇迫れば 妻は、くノ一」 小さな希望の正体は | トップページ | 「退屈姫君 海を渡る」 風流・退屈、夢の競演 »

2010.01.01

明けましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 昨年は「歴女」が新語・流行語大賞のトップテン入りしたことに象徴されるように戦国もの・歴史ものに脚光があたりました。
 また、時代小説では昨年も文庫書き下ろし時代小説ブームが続き、驚くほどの点数が刊行されました。

 しかしながら、伝奇時代劇については昨年も厳しい状況が続き、特に時代小説では、上記の文庫書き下ろし時代小説ブームと表裏一体の伝奇不作の状態であります。

 正直に言って、この状況は今年も続くかと思いますが、そういう時だからこそ、面白い作品を探し出し、紹介するのがこのブログの務め。
 漫画では相変わらずイキの良い作品が次々と登場していますし、映像・舞台・ゲームの世界でも、伝奇ものはまだまだ元気です。

 小説の方でも、たとえ新作が少なくても、まだまだ紹介できていない過去の名作は山のようにありますし、今年も色々と楽しい作品を紹介できると思います…いや、ご紹介します。

 こんな時期だからこそ、今年はもっともっとアンテナを高くして、できるだけタイミング良く、面白い作品をキャッチして、紹介していきたいと思います。


 本年も毎日更新で頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

|

« 「宵闇迫れば 妻は、くノ一」 小さな希望の正体は | トップページ | 「退屈姫君 海を渡る」 風流・退屈、夢の競演 »

コメント

明けましておめでとうございます!

昨年は…いえ、昨年もこちらには
いくらお礼を申し上げてもきりがないくらい、大変お世話になりました。

すぐに下火になるだろうと予想していた「歴女」の称号が
まさかここまで大層なものになろうとは…。
つくづく流行というものは恐ろしいものだと慄いております。

それにしましても、三田さまのご指摘の通り、
この歴史ブームの流れのなか、
時代小説・カテゴリ「伝奇」という作品での新作は
自分の目から見ても、あまりなかったような気が致します。

>漫画では相変わらずイキの良い作品が…

そうですよね!
漫画作品は(小説の漫画化作品も含めて)
毎年安定した供給がなされていると思うのですが…。
小説界には是非とも踏ん張ってもらいたいところです。

これからもジャンルにとらわれない三田さまの作品紹介を
心より楽しみにしております。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

投稿: まるひげ | 2010.01.03 02:18

まるひげ様:

こちらこそ、いつもありがとうございます。
ブログの方、楽しく拝見しています。

伝奇ものは良くも悪くも不変というか世の中の動きから浮いている部分もなきにしもあらずなので、まあのんびりと過去の名作でも取り上げようかと思っています。

でももう少し、時流に乗った紹介の仕方ができればな…とも思っているのですが(汗)

何はともあれ、仰るとおりジャンル横断で取り上げるのがうちの強みなので、今年も頑張ります。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

投稿: 三田主水 | 2010.01.04 23:58

三田主水さん、新年明けましておめでとうございます。
今年も、面白い時代小説が読まれるといいですね。
時代劇は減る一方ですが、時代小説は毎月出ていますね。
コストの問題か。
時代劇好きとしては残念な状況。
三田さんのブログ、いつも読む参考にしています。
しかし、毎月の本購入額半端じゃないですね。

投稿: ご連枝 | 2010.01.05 18:20

ご連枝様:

あけましておめでとうございます。
今年の正月は時代劇が少なくてビックリでしたね。
今度、時代劇専門チャンネルを見れるようにする予定です。

それにしても多くても少なくても、作品を探すのに一苦労…とにかく、少しでも多くの作品に実際に触れて探すのみです。
(購入額は、考えないことにします)

今年もどうぞよろしくお願いします。

投稿: 三田主水 | 2010.01.06 00:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 明けましておめでとうございます:

« 「宵闇迫れば 妻は、くノ一」 小さな希望の正体は | トップページ | 「退屈姫君 海を渡る」 風流・退屈、夢の競演 »