「仮面の忍者赤影」アニメ版 第02話「怪奇! ガマ法師」
堺の明世寺に到着した青影は、そこで孤児たちの面倒をみる青年・赤垣源之介と出会う。その頃、金目教入信を拒む岩谷村は、巨大なガマに襲われていた。村に向かった青影は、そこでガマ法師と一剣に襲われる村長を助けるが、法師に追いつめられる。そこに現れた赤影は、苦戦しながらも巨大ガマを倒し、法師は一剣を生贄に逃げ延びる。一剣は赤影に倒されたと報告する法師だが、霞丸に嘘を見破られ、斬られるのだった。
アニメ版赤影第2話は「怪奇!ガマ法師」。ガマ法師とその相棒・千年ガマは、元祖特撮版にも登場した由緒ある(?)キャラクターであります。
と、目的地の明世寺にたどり着いた青影がそこでであったのは、たくさんの子供たちと、彼らと遊ぶ…いや遊ばれる赤垣源之介という背年。
イケメンではありますが、大らかというか天然というか…どうにも頼りないこの源之介、赤影と声が同じですがきっと偶然でしょう(棒)
さて、寺を起点に金目教の探索を行うことになった青影が聞きつけたのは、金目教への帰依を拒んでいる岩谷村に起きる怪事。
畑を襲う無数のガマ、そして地を割って出現し、人を丸飲みする巨大な千年ガマ――相次ぐ凶事に、村人たちは金目教に走ってしまいます。
…もちろんガマを操るのは幻妖斎配下のガマ法師、ベテラン忍者の一剣とともに、だめ押しとばかりに村長を襲います。
ちなみにこのガマ法師、特撮版ではものすごくむさい老人でしたが、アニメ版ではまた可哀想なくらいのキモメンで…ガマというのはどうにもネガティブなイメージがつきまとうようです。
閑話休題、ガマと鎌をかけたのか、鎖鎌を操るガマ法師から村長を助けた青影ですが、自分も窮地に。そこに颯爽と参上した赤影によって形勢逆転!
…と思いきや、そこにガマ法師のお友達の千年ガマが出現、その巨体にはさしもの赤影も大苦戦。
その分厚い皮膚は手裏剣を跳ね返し、全体中をかけて叩き込んだ刃で、ようやくダメージを与えられる程度という怪物であります。
こういう相手は目を狙うのがセオリーですが、きっちり目蓋を閉じてガードするという動物離れしたアクションにはちょっとびっくりです。
とはいえやっぱり畜生の悲しさ、赤影を飲み込もうと大口を開けたところに火薬玉を投げ込まれて慌てて沼に逃げ帰るのでありました。
さて、奥の手を失ったガマ法師は一剣とともに逃げ出します。傷を負った法師を逃がすために一人残るという一剣ですが、ここで法師はいきなり背後から一剣を斬殺!
何故!? と見ているこちらも驚きましたが、一剣の腕では赤影への足止めにもならないと判断したガマ法師、一剣の死体に火薬を仕掛けて赤影を爆殺しようと考えたのでした。
それもやっぱり赤影に見破られたのですが、無事に本拠に逃れた法師。しかし悪いことはできないもので、火薬術を使わない一剣が自爆したことに不審を抱いた美剣士・霞丸を口封じしようとして、返り討ちにされてしまうのでした。
…と、よく考えてみると、シチュエーションといい展開といい、実は前回とほとんど内容だった今回。
さすがにそれはいかがなものかという気もしますが、ラストのガマ法師の一剣殺しと、それがために自らも制裁に等しい死を遂げる展開は、なかなかのインパクトでした。
この辺りは、やっぱり脚本の井上敏樹氏の味…なのかなあ。
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