一月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
なんだか本当にあっという間に平成22年も暮れ、はや平成23年の幕開け――平成22年最後の更新は、平成23年最初の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
今月はそれほど数は多くないかな? と思いましたが、いやいやなかなかの点数です。
文庫小説の方は、残念ながらほとんど復刊がメイン。しかしそれがなかなかの充実ぶりなのです。
藤沢周平の数少ない伝奇「闇の傀儡師」新装版、森美夏の表紙絵も印象的な宮本昌孝「ふたり道三」中巻、既にお馴染み山田風太郎ベストコレクションからは「妖説太閤記」、出版社を新潮社に移して刊行開始の佐伯泰英「古着屋総兵衛影始末」…
このうち、「古着屋総兵衛影始末」は新シリーズも同時に刊行開始とのことで、これはちょっと嬉しい驚きです。
そしてもう一冊、えとう乱星の「化龍の剣」なる作品が…
化龍といえば、作者のデビュー作にして剣豪伝奇小説の佳品「蛍丸伝奇」の主人公ですが、すわその続編か…と思いきや改題しての再刊とのことで、一寸残念ではありますが、これを期に一人でも多くの方に読んでいただきたいものです。
おっと、光文社文庫の異形コレクション、1月の新刊は「江戸迷宮」とのこと。
詳しい内容は不明ですが、江戸ですよ、江戸!
さて、漫画の方はなかなかの充実ぶり。
福田宏の「ムシブギョー」は3巻、大野ツトムによる漫画版「夕ばえ作戦」は4巻、神宮寺一の「幕末めだか組」は5巻で、残念ながらそれぞれ完結。
その他続刊では、本宮ひろ志「猛き黄金の国 柳生宗矩」2、沙村広明「無限の住人」27、霜月かいり「BRAVE 10」8、小山ゆう「AZUMI」7(あの竜馬は反則でしょう…)などが刊行されます。
新登場では、以前発売予告がされたものの延期となっていた「黒鷺死体宅配便」のスピンオフ「松岡國男妖怪退治」がようやく登場。
その他、一巻本では矢口岳「鬼姫」の単行本化も嬉しいところ。
また、プチブレイク中の永尾まる「ななし奇聞」の復刊も嬉しいところです(ただし本作、BL部分もありますのでご注意)
もう一冊、実に三年ぶりの新刊として「雨柳堂夢咄」13が刊行されます。いつ読んでも変わらぬ味わいの作品ですが、やはり新刊は嬉しいですね。
映像の方は相変わらずBASARAと薄桜鬼だらけですな…
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