あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年も文庫書き下ろし時代小説の人気が衰える様子もなく、毎月大変な点数の作品が刊行されました。
しかし、相変わらずのブームの一方で、徐々に変化が始まっているように感じられます。
おそらくはこれまでと同様の作品、これまでと同様の内容というだけで売れるものはごく一部となり、クオリティの高さはもちろんのこと、その作品ならではという個性がこれまで以上に重要になるのではないか――そう感じている次第です。
そしてその流れが先に具体化しているのは、文庫書き下ろし以外の、私が個人的にソフトカバー時代小説と呼んでいるスタイルの作品――若い層をターゲットとした、ライトでエンターテイメント色の強い作品――のように感じます。
もちろん読者層が異なることもあり、全く同じ道を辿るとは申しませんが、少なくとも文庫書き下ろし時代小説の中にも、同様の作品が増えつつあることは間違いありません。
と、一見堅そうなことを書きましたが、要するに来年はもう少し時代伝奇ものが増えないかなあ…と思っているだけなのですが、いずれにせよ、本年も毎日このブログで古今東西、メディアを問わず時代伝奇ものを紹介していきたいと思います。
ちなみに昨年は、小杉健治「独り身同心 縁談」の解説、「この時代小説がすごい 文庫書き下ろし版」「忍城合戦の真実」掲載の作品紹介など、商業メディアでの仕事を担当することができました。
可能であれば本年も、こちらの分野でも活動させていただければ…と考えているところです。
それでは、本年も毎日このブログでお会いしましょう!
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