「浣花洗剣録」第19集 正派・邪派頂上決戦…が修羅場に!?
いよいよ物語の折り返し地点も目前の「浣花洗剣録」。正派の盟主を巡る戦い、そして正派と邪派の戦いが盛り上がる中で、成り行きから主人公近辺でとんでもない事態が発生することに…というわけで、盛りだくさんなので今回は1回分、第19集のみの紹介といたします。
晴空大師の遺体に残された傷跡を調べ、傷跡が――すなわち武当派の技が致命傷ではないと推理する金祖揚。この方は、本当に酒が入っていない時は頭脳明晰、頼りになる人物であります。さらに遺体を調べた金祖揚は、内蔵がズタズタになっていたことから、100年も前に武林を騒がした「七サツ琴音」なる絶技によってこの傷がもたらされたと推理するのですが…
もちろん我々はそれが白三空の技だと知っていますが、王巓はそれを白水聖母の技だと断定、脳筋の晴天大師はただ一人、白水聖母の元に仇討ちに向かってしまいます。
と、晴天が宝剣・赤霄を手にしていたことから、なし崩し的に始まる呼延大臧vs晴天の一戦。前から感じていたことですが、晴天の役者さんは本当に動ける方のようで、非常に迫力のある少林寺拳法vs日本(?)剣法の対決を楽しませていただいたのですが…
しかし、そこで炸裂した燕返しにより、あっけなく晴天は死亡。色々と面白いキャラだっただけに、惜しい人を亡くしました。
そして赤霄は駆けつけた王巓がどさくさに紛れてゲット。白水聖母は、お前が盟主となったら私と勝負しろと挑発、他の武林の好漢の目のあるところで逃げるわけにもいかず、王巓はこれを飲む羽目となります。
さて、何だかんだで再開された武林大会ですが、王巓は邪派との全面抗争という非常事態をいいことに、自分が盟主に就くことを宣言。不利に働くかと思われた母・王大娘殺しも、娘の珠児が大臧と愛し合っていることも、私はまさに「大義親を滅す」の気持ちで頑張っておりますよ! とばかりに自分のアピール材料に使い、武林の脳筋連中を巧みに丸め込んでしまうのでした。
が、そこに正面から乗り込んできたのは白水聖母以下、大臧・木郎神君・脱塵郡主・火魔人ら、五行教の面々。聖母は先の約束を楯に、王巓との対決を要求、自分の方は代理として(宝剣と珠児を前にして黙っちゃいられない)大臧を出すのですが――
実力的には(おそらく)大したことのない王巓、絶体絶命!? かと思いきや、ここで名乗りでたのはなんと方宝玉。自分の祖父・白三空を殺した(と信じている)大臧を前に、仇討ちを宣言いたします。
さすがに自分の息子の宝玉を倒すのはまずいと思ったか、自分が出てこいと(大臧は養子扱いなのでOKなのだそうです)言いつのる聖母に対して、王巓は何と珠児を宝玉に嫁がせる宣言! こ、こう来たか…
宝玉は仇討ちできるならと、後ろで奔月が大ショックを受けているのにも気付かず、二つ返事でこれに応諾。さすが陳家洛さんは違いますなあ(それは別のドラマ)…というのはともかく、祝言のために、試合は一端水入り、数日後に再戦となるのでした。
…しかしこれに当然収まらないのは奔月。その怒りの矛先が向かったのは、さっぱり役に立たないオヤジの候風ですが、この方は「武林は辛いことばかりだから海に出よう」と現実逃避発言。本当にダメだ…
そして珠児の元を訪れた宝玉は、大臧を愛しているという珠児を翻心させようとしますが、もちろん珠児がこれに応じるわけもない。さらに、白雲観にいる間も君のことをずっと心配していた――この辺り、純粋に幼なじみとしての感情だとは思いますが――と言葉をかけていたところに奔月が!!!!
奔月は宝玉に一発ビンタを食らわせて泣きながら飛び出してしまい、いやはや見事な修羅場展開であります。
さすがに堪えたか、宝玉は王巓・候風・金祖揚の前で、珠児とは結婚できない宣言。候風と金祖揚もこれを後押ししますが、王巓は「娘との結婚は大臧を同様させるためのフェイク。宣言したから撤回できないが、実際には奔月と結婚すればイイよ」と、本気でダメな大人発言を繰り出しますが…みんなそれで納得するなよ。
それはさておき、既に燕返しを見切った金祖揚から太刀筋を見せてもらった上で、戒日密功と君子剣を融合させれば勝てると助言を受ける宝玉。
一方、大臧は聖母から、お前の燕返しは意表を突く技(確かに、あれは驚く)、散々披露した後では、宝玉には効かないと語るのですが…
これは新必殺技フラグか!? というところで次回に続きます。
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