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2019.10.12

11月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 これは毎年言っていることで恐縮ですが、もう今年も残すところ三ヶ月――まだ暑い日が続くためにそんな印象はありませんが、本当に早いものです。ということは新刊情報も今年はあと二回――名残惜しい11月の伝奇時代アイテム発売スケジュールです。

 毎月この発売スケジュールをチェックしている時は、ああ、今月は時代伝奇ものは全く発売されないのでは、と心配になるもので、今月もそんな感じだったのですが、まとめてみればかなりの点数となった11月。

 まず文庫小説としては、ドラマ版も無事終了したシリーズ最新作、山本巧次『大江戸科学捜査八丁堀のおゆう 北からの黒船』、なにげに通俗的な(?)作品を書かれる山田正紀『大江戸ミッション・インポッシブル 顔役を消せ』がまず気になるところです。

 そして時代ものファンとしても要チェックのライト文芸としては、第1巻の完成度の高さに驚かされた佐々木匙『帝都つくもがたり 続(仮)』のほか、黒狐尾花『姫陰陽師、安倍晴明 平安あやかし草子』、玖神サエ『古着屋紅堂 よろづ相談承ります』第2巻が登場。

 また、文庫化・復刊では瀬川貴次『暗夜鬼譚 紫花玉響(仮)』、京極夏彦『書楼弔堂 炎昼(仮)』、畠中恵『とるとだす』が要チェックです。
 さらに新潮文庫nexからは岡本綺堂&宮部みゆき『半七捕物帳 江戸探偵怪異譚』が登場。おそらくは宮部みゆきによる名作選と思われます。


 そして漫画の方は、川原正敏『修羅の刻』、西国無双編の第19巻、そしてTAGRO『別式』第5巻、岡田屋鉄蔵『MUJIN 無尽』第7巻、速水時貞『蝶撫の忍』第5巻と気になる作品の最新巻が並びます(ちなみに『蝶撫の忍』はこれにて完結)。
 そのほか、わらいなく『ZINGNIZE』第3巻、藤田かくじ『徳川の猿』第1巻、原哲夫『前田慶次 かぶき旅』第2巻も気になるところです。

 また、岩崎陽子『ルパン・エチュード』第4巻は残念ながらこれが最終巻。大好きな作品だっただけに残念ですが、最後まで見届けたいと思います。

 そしてこれまでほとんど取り上げずにいて恐縮ですが、尼子騒兵衛『落第忍者乱太郎』は第65巻で 惜しくも完結。今までお疲れ様でした!



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