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2020.08.06

9月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 ようやく長すぎた梅雨も終わり暑さも本番、夏らしくなってきましたが、まだまだ日常は戻りそうにありません。それでも本はこれまでどおりに書店に並ぶとすれば、暑さも病気も怖くない――かどうかはともかく、前向きに楽しみたいと思います。ということで9月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 それにしてもこの数ヶ月、新刊をチェックするたびに新刊がほとんど出ないのではないか、伝奇は出ないのではないかと怯えているのですが(心配性)、9月ほどそれが杞憂だと思い知らされた月はないかもしれません。
 文庫小説も漫画も、新刊・続巻・復刊合わせて相当の点数が発売されるのですから。

 そんなわけで文庫小説では、田中啓文『さもしい浪人が行く 元禄八犬伝1(仮)』、高橋由太『うちのにゃんこは妖怪です』、仲野ワタリ『猫の神さま 来栖家お家騒動の巻』と犬や猫や賑やかに新刊が並んだと思えば、廣嶋玲子『失せ物屋お百 首なしの怪』、金子ユミ『千手學園少年探偵團 浅草乙女歌劇』、霜月りつ『神様の用心棒 うさぎは玄夜に跳ねる』とシリーズの続巻、最新巻が並びます。(特に『神様の用心棒』の第2弾は嬉しい)。
 この他にも霜島けい『もののけ騒ぎ 九十九字ふしぎ屋 商い中(仮)』の名前がありますが、三度目の正直で発売されてほしいところです……

 さて、復刊・文庫化の方では、かどたひろしの漫画版『勘定吟味役異聞』第8巻も同月に発売される上田秀人『決定版 勘定吟味役異聞 5 地の業火』、京極夏彦『ヒトごろし』上下巻、武内涼『敗れども負けず』、瀬川貴次『暗夜鬼譚 五月雨幻燈』、畠中恵『つくもがみ笑います』、輪渡颯介『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』と、これまたバラエティに富んだ名品が並びます。

 もう一つ、創元推理文庫で刊行されている末國善己編の時代ミステリシリーズでは、ついに城昌幸『菖蒲狂い 若さま侍捕物手帖ミステリ傑作選』が登場。大好きなシリーズなので嬉しいところであります。


 そして漫画の方では、何といっても賀来ゆうじ『地獄楽』第11巻――とおおはし『じごくらく 最強の抜け忍 がまんの画眉丸』に注目(後者が連載中は、同時に読んで前者の辛さを癒やしたものです……)
 さらに唐々煙『煉獄に笑う』第12巻、久正人『カムヤライド』第4巻、野田サトル『ゴールデンカムイ』第23巻と、これだけでも凄い満腹感ですが、まだまだ続きます。

 新登場では、一瞬目を疑うタイトルの田村ゆうき『戦国グリッドマン』第1巻、澁澤龍彦原作の漫画版である近藤ようこ『高丘親王航海記』第1巻・第2巻があり、さらに続巻ではたかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記 博多編』第3巻、響ワタル『琉球のユウナ』第5巻、灰原薬『応天の門』第13巻、小山ゆう『颯汰の国』第5巻、岡田屋鉄蔵『MUJIN 無尽』第8巻と、嬉しいラインナップであります。
 さらに同時発売の重野なおき『信長の忍び』第17巻と『政宗さまと景綱くん』第4巻(最終巻)ももちろん注目でしょう。

 というわけでほとんど途切れることなく新刊が続く9月。本に力をもらって頑張りたいと思います。



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