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2020.11.03

12月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 本当に大変なこと続きだった今年もあとわずかで終わり。大変な状況下でも作品を書いてくれた方々、送り出してくれた方々には、本当に感謝の念しかありません。というわけで今年最後のアイテム紹介、12月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 毎回書いているような気がしますが、毎月毎月「今月は何もアイテムがなかったらどうしよう……」と怯えていた今年(いや、毎年毎月こんな調子かも……)。
 しかしその締めくくりである12月は、本当に嬉しいことに、大変な数の作品が予定されています。

 まず文庫小説で何と言っても筆頭は『血と炎の京 私本・応仁の乱』(朝松健 文春文庫)。久々の作者の新作長編にして、おそらくは室町ものの総決算になるであろう作品です。
 また、ハヤカワ時代ミステリ文庫からは二点刊行されますが、何といってもタイトルの時点でインパクト満点のうえ、あらすじもとんでもない『信長島の惨劇』(田中啓文 ハヤカワ時代ミステリ文庫)が気になるところです。

 その他、『呪禁師は陰陽師が嫌い 平安の都・妖異呪詛事件考』(黒崎リク 宝島社文庫)、『有閑貴族エリオットの幽雅な事件簿』第2巻(仮)(栗原ちひろ 集英社オレンジ文庫)、『帝都モノノ怪ガタリ』(さとみ桜 マイナビ出版ファン文庫)と、ライト文芸系統の新作も楽しみです。

 復刊・文庫化では、『室町お伽草紙 青春!信長・謙信・信玄卍ともえ 山田風太郎傑作選 室町篇』(山田風太郎 河出文庫)、『幕末 暗殺!』(谷津矢車、早見俊ほか 中公文庫)のほか、『神仙の告白 僕僕先生 旅路の果てに』『師弟の祈り 僕僕先生 旅路の果てに』(仁木英之 新潮文庫)と『僕僕先生』シリーズラスト2巻が一気に文庫化です。

 そして復活早々二ヶ月連続刊行は『蠱惑の書(仮) 異形コレクション』(光文社文庫)。時代ものが収録されているかはわかりませんが、期待します。


 一方漫画の方では、もう何もいうことはないヒット作の完結巻、『鬼滅の刃』第23巻(吾峠呼世晴 集英社ジャンプコミックス)が刊行。あわせて『鬼滅の刃 外伝』(平野稜二&吾峠呼世晴 集英社ジャンプコミックス)も登場です。

 また『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編』第5巻(和月伸宏&黒碕薫 集英社ジャンプコミックス)、『地獄楽』第12巻(賀来ゆうじ 集英社ジャンプコミックス)、『ゴールデンカムイ』第24巻(野田サトル 集英社ヤングジャンプコミックス)と楽しみなシリーズ最新巻も要チェック。
 さらにさらに『輝夜伝』第6巻(さいとうちほ 小学館フラワーCアルファ)、『新九郎、奔る!』第6巻(ゆうきまさみ 小学館ビッグコミックス〔スペシャル〕)、『どろろと百鬼丸伝』第4巻(士貴智志&手塚治虫 秋田書店チャンピオンREDコミックス)、『黒鉄・改 KUROGANE-KAI』第5巻(冬目景 集英社ヤングジャンプコミックス)、『星のとりで 箱館新戦記』第5巻(碧也ぴんく 新書館ウィングス・コミックス)と続きます。

 それだけでなく12月は海外を舞台にした作品も大豊作。『バベルの設計士』下巻(芦藻彬 実業之日本社ジャルダンコミックス)、『ベルサイユオブザデッド』第5巻(スエカネクミコ 小学館ビッグコミックス)、『ダンピアのおいしい冒険』第2巻(トマトスープ イースト・プレス)、『天上恋歌 金の皇女と火の薬師』第2巻(青木朋 秋田書店ボニータ・コミックス)、『海帝』第7巻(星野之宣 小学館ビッグコミックス〔スペシャル〕)と盛りだくさん。


 というわけで、どうやら年末は新刊に囲まれて暮らせそう。実にありがたいお話であります。


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