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2021.02.08

3月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 1月は大変なうちにあっという間に駆け抜けて、もう2月。2月はもともと短いこともあってすぐに終わりそう……。と、そろそろ春の訪れも気になる時期になってきました。まだまだ普通の春は遠そうですが、せめて本は楽しみたいところです。というわけで3月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 先月同様、文庫小説の新刊はちょっと少なめの3月。そんな中でもやはり一番の注目は、『元禄八犬伝』第2巻(仮)(田中啓文 集英社文庫)。八犬伝ファンとして、伝奇ファンとして見逃せないこの作品、果たして今度は何が飛び出すのか、色々な点で楽しみです。本当に。
 また、新登場では『おんな与力 花房英之介』第1巻(鳴神響一 双葉文庫)も楽しみなところ。同じ作者の『おいらん若君 徳川竜之進』ほどではないものの、吹っ切れた設定がユニークです。

 その他、これはさすがにパラレルワールドものだと思いますが、戦国巨大ロボットもの『鋼鉄城』(手代木正太郎 小学館ガガガ文庫)は、設定はそこまで新味はないものの、作者が作者だけに気になるところなのです。

 そして復刊・文庫化は、『信玄忍法帖 山田風太郎傑作選 忍法篇』(山田風太郎 河出文庫)、『若さま同心徳川竜之助 3 空飛ぶ岩』〈新装版〉(風野真知雄 双葉文庫)、『暗夜鬼譚 空蝉挽歌』前編(仮)瀬川貴次 集英社文庫)、『神を統べる者 覚醒ニルヴァーナ篇』(荒山徹 中公文庫)となかなか豊富。
 また、海外を舞台にした作品では、『髑髏城の花嫁』(田中芳樹 創元推理文庫)、『新・水滸後伝』上下(田中芳樹 講談社文庫)と奇しくも同じ作者の作品が並びます。ちなみに後者は、こうなったらいいのにナァと思っていた展開がそのまま出てきてひっくり返った、水滸伝ファン必読の作品です。


 さて、漫画の方で、新登場の作品といえば、やはり『大江戸ブラック・エンジェルズ』第1巻(平松伸二 リイド社SPコミックス)。何というかもう禁じ手のような気もしますが、リアルタイム世代としてはやはり見逃せないのです。
 また、タイトルそのままの内容のループもの『何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?』第1巻(藤本ケンシ&井出圭亮 講談社ヤンマガKCスペシャル)も、突き抜けまくった内容で必見です。

 また、シリーズものの新巻では『ゴールデンカムイ』第25巻(野田サトル 集英社ヤングジャンプコミックス)、『カムヤライド』第5巻(久正人 リイド社乱コミックス)、『BABEL』第8巻(石川優吾 小学館ビッグコミックス)などのほか、『猫奥』第2巻(山村東 講談社モーニングKC)も特に楽しみなところ。

 そのほか、『応天の門』第14巻(灰原薬 新潮社バンチコミックス)、『アンゴルモア 元寇合戦記 博多編』第4巻(たかぎ七彦 KADOKAWA角川コミックス・エース)、『戦国グリッドマン』第2巻(田村ゆうき&SSSS.GRIDMAN 秋田書店少年チャンピオン・コミックス)、『前田慶次 かぶき旅』第6巻(出口真人&原哲夫・堀江信彦ほか コアミックスゼノンコミックス)(『花の慶次 雲のかなたに 新装版』も3月で完結)、『徳川の猿』第3巻(藤田かくじ 双葉社アクションコミックス)、『太陽と月の鋼』第2巻(松浦だるま 小学館ビッグコミックス)、『MAO』第8巻(高橋留美子 小学館少年サンデーコミックス)等々、かなりの点数の要チェック作品が並びます。

 また海外ものでは『フェンリル』第3巻(大西実生子&赤松中学 スクウェア・エニックスビッグガンガンコミックス)登場。そしてアニメ化を記念して『拳闘暗黒伝セスタス』の1-3巻SPECIALパックが、そして『拳奴死闘伝セスタス』第10巻(技来静也 白泉社ヤングアニマルコミックス)も登場です。

 そしてもう一点、異世界水滸伝漫画『爆宴』第3巻(士貴智志&イダタツヒコ 講談社シリウスKC)も、早くも続巻が登場でこちらも必見なのです。


 というわけで3月もお楽しみに!

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