8月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
今年も半分過ぎたことに愕然とさせられましたが、容赦なく時は過ぎて、8月の新刊情報がやってきました。7月は正直なところ夏枯れ時という印象でしたが、8月は――というわけで、8月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。
と振っておいてなんですが、引き続き夏枯れ時という印象の8月。やはりお盆休みが間に入るのは大きいのかもしれません。
そんな中、文庫新刊は、実は戦国ものの名手でもある作者の『戦国鉄砲異聞 義信を奪還せよ』(鈴木英治)、久々登場という印象のある『ばけもの好む中将 12 狙われた姉たち(仮)』(瀬川貴次)と、地道に巻を重ねる『大奥の御幽筆 ~約束の花火~』(菊川あすか)の三点(のみ)。
文庫化・復刊の方では、これはもう本当に凄い作品なので必読の『子宝船 きたきた捕物帖 二』(宮部みゆき)のほか、『大江戸怪奇譚ひとつ灯せ』(宇江佐真理)、『かげろう絵図』上下巻(松本清張)、そして先日の『安倍晴明くれない秘抄』のおかげか新装版となった『安倍晴明あやかし鬼譚』(六道慧)に注目です。
一方、漫画の方の初登場は、異色の平安アクション(?)の『寺の隣に鬼が棲む』第1巻(木々峰右)のみ。
シリーズものの続巻では、掲載誌のリニューアルも気になる『猫絵十兵衛 御伽草紙』第24巻(永尾まる)のほか、いつもどおりに時代順に並べると『カムヤライド』第11巻(久正人)、『峠鬼』第7巻(鶴淵けんじ)、『新九郎、奔る!』第17巻(ゆうきまさみ)、『無限の住人~幕末ノ章~』第10巻(陶延リュウ)、『MAO』第21巻(高橋留美子)、『黄金バット 大正髑髏奇譚』第3巻(山根和俊)があります。『黄金バット』は残念ながらこれで完結とのことです。
(にしても、時代順に並べると大体先頭になる『峠鬼』の前がいるのも珍しい)
というわけで二ヶ月連続の寂しい状況ですが、積ん読も相変わらず大変なことになっているので、夏は少しでもその量を減らすことといたします……
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