10月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
もう今年もあと四ヶ月という事実に冷や汗をかきますが、新刊情報はあと三回。ああそれなのに十月の新刊は――というわけで、いきなり暗く始まる10月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。
そんなわけで新刊がとても少ない10月。しかし文庫小説の方は比較的良い状況です。
何といっても人気シリーズ最新巻として、『藁化け 古道具屋 皆塵堂』(輪渡颯介 講談社文庫)と『ばけもの好む中将 十三 攫われた姫君』(瀬川貴次 集英社文庫)が登場。『いろは堂あやかし語り 2』(霜月りつ 角川文庫)もめでたく続編が登場です。
そのほか、『カタリゴト 帝都宵闇伝奇譚』(柴田勝家 角川ホラー文庫)、『霊獣紀 鳳雛の書』下巻(篠原悠希 講談社文庫)が気になるところですし、タイトル的に『大江戸綺譚 時代アンソロジー』(細谷正充/宮部みゆきほか ちくま文庫)も絶対期待できそうです。
まだ、文庫化では『首取物語』(西條奈加 徳間文庫)のほか、『チンギス紀』(北方謙三 集英社文庫)がいよいよ刊行スタートとなります。
一方、漫画の方ですが――これが本当に少ない。発売日で見ると月の前半に発売がないのが悲しい。
そんな中で大きな救いは『戦国怪獣記ライゴラ』第1巻(星野泰視&志名坂高次ほか 秋田書店ヤングチャンピオン・コミックス)でしょう。
その他、『だんドーン』第5巻(泰三子 講談社モーニングKC)、『ヤヌス~鬼の一族~』第3巻(琥狗ハヤテ 芳文社コミックス)、『白花繚乱 ―白き少女と天才軍師―』第4巻(栗美あい&田中芳樹 秋田書店プリンセス・コミックス)が刊行されます。
復刊では『ムジナ』《完全版》第1巻(相原コージ 復刊ドットコム)も楽しみです。
しかしこれだけ……
10月はこれまで以上にまだ見ぬ過去の名作探求を行う必要がありそうです。
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